設計士ブログ
blog
blog
こんにちは。
前回のブログで少しふれた「小屋裏エアコン」について反響がありましたので、今回はもう少し詳しくお伝えします!
小屋裏エアコンとは、屋根直下の小屋裏と呼ばれる部分に家庭用エアコン1台(6畳~14畳用)とファンを設置して各部屋に冷風を配る仕組みです。
各部屋にムラなく冷風を分配するには専門の知識と経験が必要になりますが、エイト建築設計事務所では松尾和也さんに直接ご指導頂き、要点やノウハウも熟知しておりますので安心して導入していただけます。
✓24時間冷房をつけていても冷房費を抑えられる
✓カビやダニが発生しにくい環境になる
✓冷風をほとんど感じない
✓室外機が1台で済むので外観を汚すことがない
ホームページのこちら↓でもご紹介しています。
エアコン1台で家全体を冷やし冷房費も抑える「小屋裏エアコン」
小屋裏エアコンVer.1(初期型)
安価でダクトも短いため、導入のハードルが低いところから採用される家が増えていきました。家全体が快適に保てるということを実感していただくきっかけになった手法です。(上記の概念図はVer.1です)
▼
小屋裏エアコンVer.2(エアレスト+一種換気)
Ver.1では物件によってドレン配管が詰まりやすい可能性があったため、これを解消するためにエアコン内部にカビなどが発生しにくい構造のシャープ製エアレストを採用。熱交換型一種換気、カライエ(ダイキン工業の除湿乾燥機)と組み合わせることで除湿効果も大幅に向上し、かつ空気清浄機内蔵のエアレスト採用で各部屋設置の空気清浄機も不要。
小屋裏エアコンを使うと無風・無音で全館空調できるので、いわゆる冷房病や室温ムラの心配もなく、大変好評をいただいています。言ってみれば、温度のバリアフリーですね。
24時間運転をしても電気代はさほどでもありませんし、太陽光発電を導入すればもっとお得になります。ただし、注意点として以下のものがあります。
・小屋裏エアコンの設定温度は屋根内部の結露防止のため22度以下にはしない
・使い始め(6月頃)と使い終わり(9月頃)にドレン配管の清掃(サクションポンプ使用)
お手入れ方法や使用方法は、お引渡し時に詳しく説明させていただきます。
床下エアコン暖房と小屋裏エアコン冷房を採用する場合、平屋ならそれだけで空調をまかなえる場合が多いです。
3階建ての場合には各フロアに1台は壁掛けエアコンを設置し、全体にまわすイメージをしていただけると良いかと思います。
次回は、冬の床下エアコンについてお話したいと思います。